ゆきのぶ日記
2008/04/07(Mon) [長年日記]
■ [旅]長野を旅してきた
長野は学生時代、スキーなり温泉なりによく行っていたけど、どうも最近は忙しくて足が遠のいていた。 今回、今までに行って満足度の高かった場所を巡る、ベスト盤のような旅をしてきた。
真田宝物館
最初に聞いた時は、サナダムシ系の寄生虫博物館だと思ったけど、真田幸村など真田家の歴史を綴る博物館だった。日本刀の輝きが素晴らしかった。
そば 山一屋
そばを食べるためだけに戸隠の山の方へ行ってきた。天ざるそば、ウマかった。
善光寺
真っ暗闇の中を歩いてみたり、みそソフトを食べるなどした。
それから、なぜか牛がいた。
渋温泉
宿泊は渋温泉。ここの魅力は、温泉街と外湯が充実しているところだと思う。外湯は 9 種類あって熱いものが多いので、一泊ではとても全部を回りきることはできない。今回は 2 つのみでダウンしてしまった。きっと日頃から疲れていたんだろう。
温泉街はわりと空いていた。この時期は、入学式シーズンということもあって、家族連れが少ないということだ。
天川荘
渋温泉の中で泊まったところは天川荘。
ここは以前にも泊まったことがあって、特に料理がすごく美味しかった。 今回も、どんな料理も凄く美味しかった。特に、信州鮭の味には感動。遡上した鮭は力を使い果たしているので、あまり美味しくないという話もあるようだけど、旬の鮭のごとくジューシーで柔らかい味わいだった。なんでも、信州鮭は産卵しないので、その分ウマい肉になっているそうだ*1。 他、色々と美味しい山菜などを食べてきた。山菜の名前は覚えられなかった。
部屋は、空いていたこともあってか、広い部屋を使わせてもらうことができた。10 人くらいで来ても快適に過ごせそうな部屋で、今回は少人数だったので余る部屋もあるほど。
旅仲間たちが 9 時早々にダウンしてしまったのを情けないと思いつつ、私も 10 時にはダウンしてしまった。
元々宿は金具屋を狙っていたけど、予約時点で満室だったのと、建物以外の評判が今ひとつだったので却下した。結局のところ、天川荘にして正解だったなと思う。
檜の湯
最後に、檜の湯に立ち寄ってきた。ここは、車で行ける中ではかなりの秘湯だと思う。 山に囲まれた中で、温泉に入ってリフレッシュしてきた。
*1 そうすると、なんのために遡上するんだろうな。
2008/04/19(Sat) [長年日記]
■ [シストレ]勉強会メモ
人形町で勉強会のようなものをやったので、そのメモ。
株価にフーリエ変換を適用してみた
フーリエ変換は忘れてしまっているので、以下、用語などが正しいかどうかは不明。
- やり方
- Excel のアドオンに、分析ツールがあるのでそれをインストール
- 分析ツールからフーリエ解析を選択する
- 入力範囲と出力先を聞かれる - 日経平均の日足終値など
- 色々あるけどコンピュータの世界では FFT が一般的
- FFT の制限
- FFT は高速だけど制限がある - 入力データの数が 2^n である必要がある
- Excel でできるのは FFT だけ
- 出力も入力と同じデータ数になる
- 今回は 2048 個のデータを使う
- 出力
- 離散フーリエ係数と呼ばれるものが出てくる
- 最初が定数項, その後 1, 2, 3 と出力されてくる
- それぞれの数値の絶対値の大きさが知りたい - IMABS 関数使う
- 2 行目 * 2048 日周期の波の大きさ
- 1024 を挟んで鏡のようなデータになるので 1024 まで見る価値がある
- あとはグラフにする
- グラフにすると、どの周期の成分が強いかわかる
- 月が重要なら 29.5 日周期が出るはずだよね、とか。
- 周期 t を x 軸、大きさを y 軸にする - 散布図
- 考察
- 周期 t を対数軸するのも手かも → そんなに変わらない
- 2048 の周期を仮定してしまっている → まぁ仕方ない?
- 2048 以上の周期の要素も大きそうだ → 特に嬉しくない
- 1 以下の周期の要素の大きさが大きい → 特に嬉しくない
- アストロのため、休日を補完したデータを解析してみた → 微妙
- 自分が意識する周期との整合性
- 個別株から日経平均の影響を排除とか
- FFT 以外は他にもツールがあるんだろう。R とか。
2008/04/20(Sun) [長年日記]
■ [food]行きたいラーメン屋
ラーメン屋は色々行ってるつもりだったけど、最近また行きたいところが増えてきた。忘れないようにメモ。
- ちゃぶ屋(護国寺)
- 職場の仲間と前々から行く予定だけど行けてないので。
- ちゃぶ屋(ヨドバシAkiba)
- KOTOKO さんが行かれたよう なので。
- 麻布ラーメン
- fromdusktildawn さんが行かれたようなので。
- 二郎
- なんだか闘いらしいので。
- とっぱちからくさやんつきラーメン
- 名前が長いので。
2008/04/26(Sat) [長年日記]
■ [Prog]1000speakers:4
http://ja.doukaku.org/wiki/index.php/1000speakers:4
今回は聞く方として参加した。
デブサミの作り方
翔泳社の iwakiri さんの基調講演。
- デブサミについて
- 1000speakers:4 参加者の半分はデブサミ参加者。
- ロゴは木。包丁ではない。毎年 3500 人が来ている。
- amachang とはデブサミで邂逅した。
- 開始当初の 2002 年はオフショア開発の時代、日本に開発者は必要ないのでは?と言う悲しい時代。
- 悲しいのは、ソフトウェアプロダクトは輸入超過。日本製はほとんど無い。
- カスタムメイドのアプリケーションのみが、日本のシェア高い。
- デベロッパーを会社は育てない。自分で育たないとならない。
- でも日本に感謝している
- アジアの中で女子がバイトで海外旅行できたのは日本だけ。自分の身の安全をさほど気にせず暮らしていくことが出来た。←そう思う。
- 子供がいないので、税金以外で貢献できることはないか。
- 私たちの国は技術立国だったはず。鉄腕アトムを生んだ国。
- そうだ祭りを開こう
- 祭りを10年やる。色々な人の協力が必要。その中での交流があるのでは。
- 10年やる祭りなら、協力してくれる人がいるのではないか。
- イメージ1:
- サミット、意見を異なる人が一堂に会する場、サミットは山頂
- 利害の調整と、これからの提言を行う場
- VBITS & JavaOne、むマイクロソフトがイエローキャップをスポンサー、サンが新聞を丸ごとスポンサーして無料で配っていた
- デベロッパーが選択してコミュニティを政党になぞらえてみた
- コミュニティと人とメディア
- 人はメディアだ、メディアには特性がある: 本, 講演, Web
- 会社やブログで話す言葉を持っている人に話して欲しい
- オフィシャルコミュニティ、コンテンツ委員会、自分たちだけの祭りにしない
- テクノロジーのデパ地下みたいにしたい
- 普段使っているテクノロジー以外を味わう場、導線を用意
- 全ての人にとってアウェイでありたい、自分のホームに持って帰ってもらう
- ジャンル: 近年は JavaScript や Web が多い
- 野望
- Developer → CIO / CTO
- Developer → ビジネスモデルを生む人
- Developer → シアワセシステムを作る人
- 次回は2月に目黒にて
- 何かある人はTwitterでつぶやくと良い
- 1000speakers枠ができた
- スピーカーは7〜11月に決まる、メールください。
- 質疑応答
- 組込は日本も頑張ってるよ!!!!
Learning Erlang - from a Prolog dropout's perspective
- Prolog に関する思いこみ
- matching だけでは programming ができるわけがない
- 計算が出来ない言語なんて使えない
- マルチプロセッサになんかなるわけがない、仮想マシンなんて遅いよ
- NO WAY : 使えないよ!!
- Erlang は今の環境で動く
- UNIX で動くけど Windows の方がありがたい
- yaws: webserver, ejavad, ATM packet 交換機の中にも erlang が入っている
- erlang は並列処理に強いと期待している, Prolog の後継の言語である
- Erlang は文法が難しい / prolog から持ってきた流儀もある
- 複数の文を繋げたい場合には , で繋ぐ文法とか
- pattern matching, message driven で動くものである
- match した時にしか次に行かない, そうでなければ例外となるので, エラー処理不要
- tail recursion / C/C++ のつもりだとハマる所だけど Erlang のスタイルである
- IPv6 アドレスの文字列処理をしよう
- {} でつけるデータ構造をタプルという
- , をつけていると、Erlang のデータ構造に展開してくれる機能に適合する←JSONのようなものかな
- 並列実行, higher order function
- 無名の関数を map に渡す、map を並列実行する pmap を使って spawn する
- spawn されたプロレスの実行順番などは実装依存
- 並列にする単位を大きくすれば早くなる、順番を工夫する、などなど
- まとめ
- Erlang は変な言語だけど、面白かった。
- 2 つしか CPU がなくても、並列処理を使う意味があった。
- Erlang のやり方は並列処理に適している、
- 今後のプログラマには並列処理は必要、SSL などどう serialize するか
Wannabe ProgrammerからReal Programmerにいたるまで
- Wannabe Programmer: 特に書きたいものがないけど、プログラムを書きたい人たち
- おまじないが気になって死ぬ
- 猫でも出来るで死ぬ
- そもそも作りたいものがないので、どうしても気になってしまう。
- Hello World の次は処理系の実装だ
- BF : < > + - . , [ ]
- ちょー簡単な言語処理系
- 簡単だけどチューリング完全: 原理的には計算機に出来る計算は全て実行できる
- Whitespace は Haskell で実装されている
Flash Player 間で通信
- Flash には socket ない。ポーリングは大変。
- LocalConnection なら同室 PC 内の Flash Player 感で通信できる
- ウインドウやブラウザも超えられる、送信と受信は別
- そこでGlobalConnection
ニコニコ動画における「笑い」の可視化について淡々と
(徐々に書いていく)
2008/04/27(Sun) [長年日記]
■ [Prog]1000speakers:4 言及まとめ
1000speakers のようなイベントが終わった次の日の楽しみと言えば、続々とアップされるブログエントリを見ること。こんな話が出てたな〜とか、こんな人がいたな〜とか、そんなことを思いながら過ごす、日曜の昼下がり。
行ってきました系
- 1000speakers:4 にて発表した - JJ1BDX: life in Japan
- 1000speakers:4で話してきましたよ - 大学6年生のhogelog
- 1000speakers感想とか - INAの日記
- 1000speakers聞いてきました - 某ソフト作者の開発日記
- 頭痛い - まさにっき(使えないプログラマーの記録)
- 1000人スピーカ プロジェクト 第4回(at 赤坂某社) - ヤドカリデンキ商会(第一倉庫)
- 1000speakers:4 - いわゆる日記
- 1000speakersで発表してきたよ!! - Seeking for my unique color.
- 1000speakers:4行ってきた - Showyou@hatena
- 1000speakersで話をしてきた。 - 都元ダイスケ IT-PRESS
- 1000speakers:4の流れ - おびなたのはてな日記
- 「1000人スピーカープロジェクト 第4回カンファレンス」で恐れ多くも話してきた - 岩家ぶろぐ
- 遅ればせながら 1000speakers:4 の感想などを - 日曜プログラマがダラダラ書く
- 1000sp4の発表スライド - Yet Another Ranha
- 1000speakers4のまとめ - wads-blog
- 1000speakers:4で発表してきた - id:k-z-h
事前準備系
2008/04/29(Tue) [長年日記]
■ [PC]目に優しい PC 環境をつくる
PCモニタを長時間見て疲れない方法は画面と画面背後の壁の明るさ差をなくすこと - キャズムを超えろ!
を読んだら、PC モニタの後ろに照明が欲しくってきた。 秋葉原で色々と吟味したところ、これが良さそうだったので買ってみた。
B0012IPO2S
以下感想。
- 値段もまぁ手頃。秋葉原の店より Amazon の方が安かったのは残念。
- 片面反射型のカバーが付属しているので、これを付けて置いておくだけで間接照明になる。
- インバーター式蛍光灯なので、静かで省エネ。ちらつかない。そして長時間付けていても電気代がさほど気にならない。
- なぜか電源のカスケード接続ができる。でもスイッチは個々の蛍光灯にある。
- 小型なのでモニタ裏のゴミゴミしたところにも入りやすい。
と言うことで、けっこう気に入った。一つだけ買ってきたけど、もう一つのモニタの後ろにも置きたいので、もう一つ買ってくることにしよう。
2008/04/30(Wed) [長年日記]
■ [event]ITゼネコンをぶっつぶせ - JJUG CCC
ひがやすおさんの話が面白そうだったので、 JJUG CCC の BOF2 に行ってきた。 以下、主に自分用メモ。
名言
- 今日は暑いですね。ちょっと水を飲みます。
ITゼネコンの分類
- 上流指向型ITゼネコン
- 問題点
- プログラミング能力の低い人が仕様を決めているので仕様が gdgd になる
- 問題点
- 全丸投げ型ITゼネコン
- 問題点
- 元請けが現場を知らないので実質的なマネージメントができていない
- 問題点
ITゼネコンの共通的な問題点
- 一括請負で発注するので、下請けの工数が膨らんでも気にならない
- 生産性の悪い方法を押しつけてくる
SI業界の負のスパイラル
- 元請けは下請けにコスト削減を求める
- 下請けはコストの安い人を使う / 経験不足の若手を教育せず送り込む
- ブラック企業に勤めているんだけど... な話 / 体で覚えろ
- 元請けは経験不足の人でも大丈夫なように、ガチガチの効率の悪いドキュメントを作る
- あまり頭を使わず、作れば動くようなもの / 効率は悪い
- 効率の悪いドキュメントのせいで優秀な人も力を発揮できない
- 経験不足の若手も理不尽な現場に違和感を持つ
- ゴールも見えずに頑張る状況 / モチベーションが沸かない状況
- 優秀な人も経験不足の若手もやめていく
Programming First Development
- 開発手順
- 最初に実装してユーザに使ってもらうということを、仕様が固まるまで繰り返す
- できあがった段階で、保守のために必要なドキュメントを書く
- DBも含めたリファクタリング技術の存在が前提になっている
- シナリオテストはブラックボックステスト
- 開発単位
- ユースケース
- 開発メンバ構成(ペア)
- 業務SE + プログラマ
- ベテラン + 若手SE
全体のメリット
- 上流も下流も同じチームでやるので、コミュニケーションロスが減りコストが下がる
- プログラム設計書など無駄なドキュメントが無くなるのでコストが下がり納期が短縮される
- 最初から動かすので、作ってみたら動かないということがない
- 後から仕様変更が入ることが少ない
- 参加メンバが開発を通じて向上できる
チームでの開発経験ってあんまりないけど、やってみたいなと思った。
(追記) 公式見解が出た。
● 。 [牛は牛に引かれて善光寺っす。]
● ゆきのぶ [そういう言い伝えがあったんですね。。。教えてくださりありがとうございます♪ 善光寺に行ったときに聞いたような気がした..]