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ゆきのぶ日記


2009/08/21(Fri) [長年日記]

[写真]写真を日記に載せるときの ImageMagick の使い方

この日記に写真を載せるときは、ImageMagick の convert コマンドを使って縮小などの処理をしている。

色々と試行錯誤を重ねた結果、概ね満足できるようになったので記録しておく。

for a in ./*.JPG; do convert $a -resize 430x -strip -sharpen 0.3x0.3 -quality 80 -auto-orient -interlace line -verbose `basename $a .JPG`_ss.jpg; done

mogrify ではなく convert

特に深い意味はないんだけど、一度 convert で慣れてしまったので、それを for で回している。

-resize 430x

長辺を 430 ピクセルにしているのは、何かのアルバムサービスに合わせてみたのが理由。たぶん flickr だったと思うんだけど、今見たら flickr は 500 ピクセルのようなので、うちも今後は 500 ピクセルにするかも知れない。

-strip

Exif 情報などの削除。Exif 情報はあっても良いんだけど、思いの外サイズが大きいので削除。カメラが出力する JPEG を、長辺が 430 ピクセル程度になるように縮小すると、縮小後のファイルサイズの 40%〜70% 程度を Exif 情報が占めるような実感がある。いくら何でも大きすぎる。

それとは別に、絞り値などの撮影情報は日記中に表示したいと思っている。しかし、ラクに実現する方法を思いつかないので保留。

参考にしたページ:

-sharpen 0.3x0.3

縮小をするとぼやけてしまうのを補正。ImageMagick の縮小アルゴリズムは Lanczos という、わりと輪郭がハッキリするものらしいのだけど、それでも気になるので補正している。

参考にしたページ:

-quality 80

前は 100 としていたけど、最近見たページから過剰と考えて 80 にした。

参考にしたページ:

-auto-orient

Exif 情報に基づく回転。これは必須。

-interlace line

プログレシブ JPEG を生成する。プログレシブにするほどのサイズでもないんだけど、最終的なサイズが変わるわけでもないのでプログレシブにしている。たまに細い回線で繋いだ場合にメリットがあるけど、AU の携帯電話では見られなくなるというデメリットも。

参考にしたページ:

-verbose

変換中の状況を細かく表示する。途中で気が変わった場合には止めてオプションを練り直す。

[写真]写真をファイルで配るときに便利な jhead コマンド

デジカメが生成する写真のファイル名は味気ないが、一つ一つに手動で名前を付けるほどの気力もない場合には、撮影日時をファイル名にしてしまうとラクだ。

jhead コマンドを下記のように使うと、それを簡単に実現できる。

jhead -n%Y%m%d-%H%M%S *.jpg

多少は意味のあるファイル名にできるので、写真をファイルで配る場合などには、良いんじゃないかと思っている。

難点は、秒までしか取り扱えない点。高速連続撮影した場合や、RAW 現像のパラメータを変更して何種類か写真を作った場合には、それらの順番が狂ってしまう場合がある。

参考にしたページ: