ゆきのぶ日記
2005/12/28(Wed) [長年日記]
■ VMware の性能測定
最近は VMware Player で仮想マシンを動かすことが個人的に盛り上がっているので,ゲストマシンの性能を測ってみた。方法は Fedora Core のホストマシンに CentOS のゲストマシンを入れ,Apache 2.2.0 のビルドにかかる時間を time コマンドで計測するというもの。測り方は適当で,キャッシュをクリアするとか,数回やって平均をとるとか,細かいことはしていない。
項目 | ホスト | ゲスト | 比 |
---|---|---|---|
Apache 2.2.0 アーカイブ解凍 | 0m5.115s | 0m5.779s | 89% |
Apache 2.2.0 ./configure | 0m59.493s | 1m35.627s | 62% |
Apache 2.2.0 make | 2m2.587s | 3m12.814s | 65% |
結果は予想以上で,だいたいホストマシンの 70% 程度の性能が期待できる印象。半分の性能が出れば御の字かなと思っていただけに驚き。最近の仮想マシンはスゴいなぁ。
VMware Player はホストOSが操作不能にならないようにホストの資源を100%使い切らないようになってるみたいです。そういう意味で言うと、I/Oが少ないプログラムならほぼオーバーヘッド0っぽい感じです。使っている限りは。<br>あとはサーバーで走らせるの禁止ってEULAはなんとかして欲しい・・・