ゆきのぶ日記
2010/07/17(Sat) [長年日記]
■ VMware Server 2.0.2 on CentOS 5.5 のチューニングメモ
最近 CentOS 5.5 上で仮想環境をチューニングしたので、やったことのメモ。
ホスト機器 | HP ProLiant ML110 G5 (Xeon 3.00GHz, 8GB ECC) |
ホスト OS | CentOS 5.5 (2.6.18-194.8.1.el5PAE) |
仮想化ソフトウェア | VMware Server 2.0.2 |
ゲスト OS | Windows XP Windows 7 Windows 7 ほか |
チューニングすることで、各ゲスト OS は十分快適に、安定して動くようになった。
glibc のバージョン調整
VMware Server 2.0 系を CentOS 5.X で動かす場合、glibc のバージョンによっては不安定になるので、その対策として glibc-2.5-34*1 を組み込む。
mkdir /usr/lib/vmware/lib/libc.so.6 rpm2cpio glibc-2.5-34.i686.rpm | cpio -ivd cd lib/ cp libc-2.5.so /usr/lib/vmware/lib/libc.so.6/libc.so.6
/usr/sbin/vmware-hostd 中の最後の eval の前に次を追加。
# http://straycats.blog.so-net.ne.jp/2009-11-08-3 export LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib/vmware/lib/libc.so.6:$LD_LIBRARY_PATH
メモリを使わせる設定(1)
各ゲスト OS の 環境設定ファイル .vmx に次を追加する。
mainMem.useNamedFile = "FALSE"
参考: VMware が頻繁にディスクアクセスして OS 全体が固まる件 :: Drk7jp
メモリを使わせる設定(2)
ホストの設定中の Additional Memory を Fit all virtual machine memory into reserved host RAM に設定する。
参考: J U M P E R Z . N E T - BBS - VMWare Serverにきちんとメモリを使わせる方法
HDD のスナップショット機能を OFF
各ゲスト OS の HDD の設定 Disk Mode を Independent Mode + Persistent に設定する。
参考: vmwareのディスクアクセスが重い件を、もう1段チューニングする。 « レビログ
ゲスト OS の省電力設定を OFF
ゲスト OS のモニタや HDD の電源を落としても省電力には寄与しないので、すべて OFF にする。中でも、スタンバイにする設定があったりすると、トラブルの元。
*1 CentOS 5.3 の ISO イメージから持ってきた。
すごい
ふざけんな
最近の CentOS では、glibc のバージョン調整部分は不要でむしろ有害かも知れません(あまり検証していないですが)。