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ゆきのぶ日記


2004/02/17(Tue)

スピーカー届いた

先日通販で注文していたMA-20Dが届いた。お金を振り込んだというのに何の連絡もなかったのでやや不安だったが,届いた商品に関しては特に問題もなく,安かったし納期もぴったりなので良し。

部屋まで運んでみて思ったが,重い。確認してみると,なんと2つ合わせて10kg近いようだ。まさかここまで重いとは。しかも木製だったのか。そして大きさもでかかった。まぁ,これより大きいスピーカーなんて幾らでもあるけど,私の机にはでかい。予定していた設置スペースに,予定通りギリギリで収まった。収まらなかったらどうしようかと思っていたが,めでたしめでたし。しかし,スピーカーの前を液晶が塞いでいるという状況は,仕方ないにしても良くない。机の容量が足りなくなってきたのを感じるが,拡張するには部屋の模様替えが必要だ。いつかやらなくては。

肝心の音については,とても満足。長くつきあっていきたいと思う。

埋もれている

そんなわけで,インターネットラジオでJAZZでも聞いてみると,もうたまらん。このままウィスキーを飲んで溶けていきたくなる。ついでにPCの音うるさい。また静音化に取り組みたくなってくる。さらに今まで許容していたADSL回線の切断も,ゲームの都合もあってだんだん許せなくなってくる。ついでに部屋に暖色系の間接照明が欲しいと思ってみたり。

でも,明日までに提出するものがあるので,そういうわけにも行かない。


2005/02/17(Thu)

地震の続き

電源設備がこんなことに。くわばらくわばら。

破壊されたトリプルタップ

そろそろ学校も終わりかぁ

ということで今日は修論発表会。前回の中間発表は悲しい出来映えだったのでどうも気分が憂鬱だったけど,発表してみるとなかなかの出来映えになった。発表の指導をしてくれた K さんに感謝感謝。その後,なんと yn さんから関心を示していただく。嬉しくなってしまってつい,色々なことを説明してしまった。せっかくなので宣伝。

稼働している公開版はこちら
http://medaka.utgenome.org/
中身の説明はこちら(一部アクセス制限中でごめんなさい)
http://mlab.cb.k.u-tokyo.ac.jp/~yukinobu/genome_browser_spec/?cmd=list


2012/02/17(Fri)

DNSサーバを変えるのに必要な覚悟

DNSサーバ*1は、いわばインターネットの案内人だ。ウェブサイトにアクセスするときには、必ずDNSサーバから案内を受けている。このDNSサーバは、普通はプロバイダから自動的に提供されるので、自分がどのDNSサーバを使っているか、設定を気にすることはないし、その必要もない。

最近、高速化を目的としてDNSサーバの変更を勧める記事を見かけることがある()。そういった記事の中には、設定を変更するリスクの説明が不足しているものがある。ここでは、そのリスクを具体的に挙げ、何を覚悟すればいいのか説明を試みたいと思う。

記録されるリスク

いつ、どのサイトにアクセスしたのか、DNSサーバには凡そバレてしまう。普通のDNSサーバなら、そんな記録をしないかも知れないし、記録したとしても何もしないだろう。ただ、悪い人のDNSサーバだったら、記録された情報を何に使われるかは判らない。

さらに巧妙な手口を使われると、気づかないうちに通信の全内容を記録されることもあるかも知れない。そうなれば、パスワードもカード番号も筒抜けになるだろう*2

改変されるリスク

通信先や通信内容を、改変されることがある。もしかすると、いつも使っているサイトの一部に、関係ない広告が表示される様なこともあるかも知れない。あるいは、嘘ニュースが表示されるかも知れない。

どんな風に改変されるかは、その時になってみないとわからないし、それが改変なのかどうかを見分けることも難しい。

止まるリスク

もしDNSサーバが止まったら、インターネット接続はできないも同然の状態になる。うまく繋がらない場合に調べるべき場所が1つ、増えることになるし、設定したまま忘れてしまっていると、解決に時間がかかるかも知れない。

要するに信用と覚悟の問題

上に挙げたようなこと*3は、そもそもプロバイダならDNSとは無関係に技術的には可能だけど、私たちはプロバイダなら大丈夫だろうと信じている。プロバイダは直接の契約相手だから文句も言えるし、法律*4にも従っているだろうからだ。しかしDNSサーバは世界のどこにあるか、文句も言う先があるのか、日本語や英語が通じるのか、ちゃんと調べないと判らない。

DNSサーバを変更するということは、プロバイダ以外の人を新たに信用する、つまり裏切られた場合の損失を受け入れることだと思う。例えば「Google Public DNS」を使うんなら、Googleに身を委ねる判断と覚悟をしたことになる。

個人的な考えでは、スピードが上がる程度のメリット引き替えでは、とてもリスクに見合わないし、まして人に勧めるなんてとてもできないと思っている。

*1 ここでいうDNSサーバは、キャッシュサーバやフルサービスリゾルバを意図している。コンテンツサーバは含まない。

*2 実際にはパスワードもカード番号もSSLで保護されることが多いので、筒抜けは言いすぎかも。

*3 DNSとは話がそれるけれど、無線LANの野良アクセスポイントに接続する場合も、だいたい同じようなリスクがある。

*4 電気通信事業法とか、その中にある通信の秘密の話とか。

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Before...

コメント [日本のプロバイダはおおむね真面目なので、DNSサーバーを負荷に応じて強化すると思いますが、 世界中のプロバイダで考え..]

ユーザー [DNSサーバを変えていいのか疑問でしたが、どういうリスクがあるのかとても解り易く大変役立ちました。ありがとうございま..]

ユーザ [信頼云々言うなら自分で引くべきでしょう。 信用するのは権威だけで事足りるし、もし権威が信用出来ないならそんな所にアク..]