Micro Wave Station アクセスツール (仮称)

Last Update : 2001.11.27
Latest Version : β1.6
■ はじめに
先日 Micro Wave Station も telnet 接続に対応しました。しかしながら,この
telnet 接続に合わせた快適な環境を自分で作るのはなかなか大変です。そこでこのツールの登場です。
このツールは,インターネット又はモデムから Micro Wave Station に簡単にアクセスできるというものです。たぶん
Outlook Express よりは簡単だと思います。

■ 特徴
- インターネット接続とモデム接続の両方に対応しています。プロバイダと契約してない方でも,電話回線さえあればアクセスできます。
- 簡単にアクセス出来るように気を遣いました。数項目の設定が終われば,あとはワンクリックで接続して自動的に切断します。
- 管理する記事の数が増えてもわかりやすいよう,記事をスレッド表示したり,様々な色で表示したりします。
- それなりの機能のエディタを内蔵してます。Windows 環境で自前のエディタ環境を持っていない方にも,メモ帳を使うなんて不憫な思いはさせません。
■ 色
記事をその状態に応じて様々な色で表示します。
- 未読の記事や,未読の記事があるボードは強調して表示します。
- 新しくて(1週間以内)未読の記事や,その記事があるボードは赤く表示。新しいほど赤みが強いです。
- 未読ではないが新しい(1週間以内)記事や,その記事があるボードは青く表示。新しいほど青みが強いです。
- 記事の中での引用行は青く表示します。でも不完全です。
- ここ1ヶ月間書き込みの無かったボードは灰色で表示します。
- 送信待機中の記事は緑色で表示します。
- 草稿の記事は緑色の斜体で表示します。
- ボード名の後に書いてある数字は,そのボードにある未読の記事の数です。
基本的な使い方としては,新しい記事が合ったところは赤くなりますので,それを青くするようにしていけば,未読処理が完了します。
■ ヘッダとフッタ
ヘッダとフッタは,新規書き込み・レス・移動レス毎に設定できます。ヘッダとフッタ内で以下の文字列を指定すると,実際のヘッダフッタ内に文字列を展開する事が出来ます。
$J
|
返信元の記事の投稿者のハンドル |
$I
|
返信元の記事の投稿者のID |
$D
|
返信元の記事の日時(形式はOSの設定に依る) |
$U
|
返信元の記事のボード名 |
$N
|
返信元の記事のボード番号 |
$A
|
返信元の記事の番号 |
$T
|
返信元の記事のタイトル |
$j
|
自分のハンドル |
$i
|
自分のID |
$d |
現在の日時(形式はOSの設定に依る) |
例えば以下のような感じで設定する事ができます。

■ 更新履歴
α3 (2001.09.01)
- スレッド表示らしきものに対応。
- エディタコンポーネントがバージョンアップ。
- モデムでのアクセスに対応。一応動いてるみたい。
- 書き込み作成時にヘッダとフッタをつける機能を実装。
- その他,細かいバグ修正がたくさん。
β1 (2001.09.26)
- とりあえずβ版にしてみる。
- ボード一覧を取得することで,最新のボードリストを保持するようにした。
- ヘッダフッタの埋め込み文字列に対応できるようになった。
- インストーラーが付いた。
- いろいろとバグ修正とか。
β1.1 (2001.09.27)
- メールに対応するには色々なところを変更する必要があるので,その直前の安定バージョン。
- 記事一覧にアイコンをつけた。しかし情報量が少し減ってしまったかな?
- 通信中には記事の読み書きができなくなる仕様を変更して,できるようにした。
- ごめんなさい。どこを変更したのか記録が残っておりません。
β1.3 (2001.11.04)
- 1つのボードに2つ以上の記事を一度に書き込もうとすると大変な事になる問題を修正。
- 未読処理で最期の書き込みが認識できない事がある問題を修正。
- 最終未読日時をホストから取得する仕様に変更。
- メイン画面で Tab による各項目間の移動を可能にした。「ボード一覧」「記事一覧」「記事内容」の順にループします。Shift+Tab
で逆順。今どの項目にいるのか,今ひとつわかりづらいのが難点。
- 書き込み削除機能を追加。ローカル上にある(送信待機中の)記事を削除しようとすると,そのまま削除されます。ネット上にある記事に対して削除しようとすると削除待機状態になり,次回の通信で削除されます。通信時,削除できなかった場合は削除待機状態を解除します。既に削除されていた場合はローカル上の記事も削除します。
- 設定画面で,最終未読日時を変更する際に使う「今」ボタンを追加。
- ローカル上にあるボードを削除する機能を追加。文字化けでボード名を誤認識したような場合にはこれで削除できます。
- 「記事内容」にいるときに Enter を押すと全画面表示になる。
- 通信中に ESC でも終了できるようにした。
β1.4 (2001.11.17)
- 複数の記事を選択して削除・削除解除・未読化・既読化できるようにした。
- 通信中の文字認識を改良したので,途中で止まる問題はたぶん発生しない。
- 複数の記事の連続削除時に生じる問題を解消。
- その他,ユーザーインターフェースを微妙に変更した気がする。
β1.6 (2002.12.9)
- ほぼ 1 年ぶりのバージョンアップ。いろんなライブラリ揃えてコンパイルするだけでもけっこう大変でした。
- 今回は再度開発できるようにするのが目的。古くなった URL などを更新した以外は,特に変わっていません。
- β1.5 なんてバージョンがあったのかどうかは忘れました (w
■ 今後やりたいこと
- ログ表示への対応
- メール対応。
- スレッド表示に罫線を。
■ 謝辞
このソフトは,色々な方が作ったくれたライブラリのおかげで成り立ってます。作者の方々には大感謝です。